※この記事は2020年2月のnote記事の再掲です※
うーん、眠れない。
眠れなくて、しかもそれは僕の体調不良の原因とも重なっているので唐突に分析をしだしたのがこの記事なんですけども。
……読みます?
ASDというか自閉症丸出しで、(なおかつ衝動性もそれなりにある)僕の話。
「共感できないコミュ障」って?
今は、IQの高いアスペルガー症候群でも、知的障害が伴ってても(姉はこれ)、僕みたいにIQが平均〜ギリギリ知的障害にならないクラスでも、「自閉症スペクトラム」という診断名になっています。
ですがこの生きづらさ、まずさ&根の深さは、かつての言い方でいう自閉症=姉みたいな人の「あまりに意味不明な言動」を例にして考えた方が分かりやすいと思うのです。
というか、分かりやすくしないと僕がまた壊れそうで怖い。
動画で「こぎみゅんは小麦粉だからおにぎりになれないのになりたがっている」という設定が突き刺さって号泣してる今、孤立状態になったらどうしようもないでしょうから。
(泣いたのは本当です。ふざけてないです)
※こぎみゅん動画、期間限定公開だったようなのでリンク削除しました
それで、動画でボロボロ泣く前に「やっぱモロ自閉症だったけど、困ってたけど、パニックでそれを忘れてた」という事実についてのまとめ……こんな風にツイートしてたんですよ。
ここ数年で学んだこと。
自分が想定していたよりもずっとASD丸出しだって……
え、まってこれさ、これに伴うトラブル減らすには何年かければいいの、きっと既に4年目突入してるとおもうよ…?ううんもっとか?みんな!!
発達障害の診断が遅れると、その分大事なものがぶっ壊れるよ!!(泣)
壊れそうになっても「相手の話を素直に聞いて分析する」ができれば、きっと修復は可能なんだと思う。
でもそれは自分が障害者であり、コミュニケーションに難がある人間なのだという事実を真っ正面から受け止めることができないと難しい
ASD丸出し=白黒思考の完璧主義だとこれ、「大事なものが壊れたらもう全部がおしまいだから、壊さないようにしよう。そのためにはそもそも他人と関わることを諦めよう」になるのね。僕の場合は、ですが。
たとえば友人との縁を向こうから切られたらもう、それで縁は「永遠におしまい」なんですよ。
頑張っているはずなのに孤立する、実は人とつながるためのスキルが足りないこと、こちらとしては生命に関わる。
福祉関係の支援者との縁も結べなくなる可能性が高いから。だから「発達障害とは何か」「発達障害で何が困るか」は常に学ばないといけないんだと思う。#自閉症スペクトラム
(2021年1月追記:ここまで、今は鍵アカにしてる方でつぶやいてました)
「自分は障害者である」という事実を思い出せただけ、まだ心が壊れきっていないのでしょうか。
謎です。
コミュ障実例:うちの姉
論文などでは確か、自他境界が曖昧とか言ってたはずです。
よく、自閉症児は親の言葉をオウム返しするとか、バイバイする時に手のひらを自分側に向けるって言いますよね?
ええ、言うんです。
あの現象……自他の境界が消えてしまうことは知的障害が伴ってなくても起こります。
でも知的能力が高いから「バイバイの時の手のひら」よりも見えづらい。
だからこそ人とのトラブルを起こしやすく、人との関係が切れやすい。
孤立しやすい。
実際、僕は本当に友達が少ないです。
家族とはギリギリ仲良くっぽくやってますが、家庭内別居のつもりです。
でもってここでどういうことが起こっているかと言うと、「目の前にいる他人が鏡に映る自分みたい」ではないのです。
その考えだと実は、言動やトラブルの元と矛盾します。
「自分がふたり」っぽく見えますし、当事者でもそう思う方がいるかもしれませんが、多分逆です。
うちの姉は会話の受け答えを全部ひとりでやります。
常にごっこ遊びですが、そこに他人の入るスキはありません。
アニメのセリフをずっと、自分で納得するまで繰り返し大声で叫び続けます。
三十路を過ぎてもその言動を繰り返してて、今の僕とは知能の差がありすぎて違和感を覚えますが。
元々は僕も姉と一緒だった。
結局はどっちも自閉症なのです。
自分が何者なのかが分からない。
心と体のつながりがないから、感情コントロールができない。
何かにつけてすぐパニックになります。
「あたしはみちるじゃなくてうさぎなの」の弊害
さて。
生まれてきた子供が自閉症児かどうかの判断は色々あります。
赤ちゃんの時、親と目を合わせられたか。
人見知りの有無。
言葉の遅れがないかどうか。
もうちょっと成長しだすと、ひとり遊びばかりしていないか、他の子とままごと遊びなどをやれているか、ということを聞かれます。
「心の理論」がどうなってるかテストすることもありますよね。
サリーとアン課題が有名です。
それで、僕が保育所の砂場でずっとひとりで遊んでたかというと……違いました。
実際そういう風になっていたのだったら、しかるべき療育が受けられたはずなのですが。
僕は普通に、他の子とままごとやごっこ遊びができる子供だとみなされていたし、自分でもそう思っていました。
療育の対象にならなかったということは、多分サリーとアン課題みたいなのもクリアしていたのでしょう。
しかし……そのはずなのに、実際は困難だらけでした。
周囲で明らかに浮いてて、しばしばひんしゅくを買っていました。
下ネタ関係では本当に昔から、色んな人にドン引きされました。(そこかよ!!)
自分が空っぽであり、他の何かを……例を具体的に言えば「セーラームーンや赤ずきんチャチャそのもの」になるしかなかったから、みんなが離れていくのです。
自分自身も次第に壊れていくのです。
まぁこれが分かったのはつい最近ですが、幼少時から「自分が空っぽ」の感覚が常にありましたね。
おかげさまで思春期の第二次性徴で大パニック。
ホルモンバランスが変わってきて生理前になると未だに、密かにパニック。
いっそホルモン療法か何かで生理を止めたほうがいいのかと悩むレベルです。
(止める方法が存在することはXジェンダー当事者から教わった)
だってさ、この自閉症丸出し状態=身体が自分のものになってくれないって、しばしば死にたくなるもの。
この、女体持ちの苦しみは何とかしたい。
女性差別どうこうの前に身体そのものがキツイ。
ヒゲが生えるとそれはそれでパニック起こすはずなので、男の体が欲しいわけではないですが。
「発達障害者として生まれてきて良かった」とは到底思えない。
僕の代わりにこれ読んで?
まぁ、それはそれとして。
自他境界関連の話が書かれた論文はググればあっさり出てきますが、うつ状態真っ只中の僕では読むのが超しんどい。
よって、自分と姉の経験をベースに記事を書くしかありませんけども。
大体論文の中身と一緒なんじゃないかなぁとは思います。
雑でごめんなさい!!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/21/2/21_KJ00006485565/_pdf
はい、こういう感じのがあります。
気力のある方はよければ読んでみてくださいね。
それじゃあおやすみなさい!