「わたし」たちの破片を拾う

「自閉症スペクトラムと性別違和」「LGBTとフェミニズム」の話。当事者研究というやつ

「男にトランスして女を踏めば幸せになれる」世界はいらない

※この記事は2020年9月のnote記事の再掲です※

ただのあいさつ:そこらへんのおじさんのラジオ

 どもどもー、配信沼っていいもんだねぇと思ってるうつ病患者で発達障害者の朝乃ちゃんだよ!

stand.fm

 

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 スタンドエフエムで5分収録!ササッと編集して配信!
 ……という中でもなかなか言いづらいネタを今日はお送りします。

 

 
トランス「ジェンダー」の傘で当事者を殴るな

 個人的には「自分の体がこのままなのが本当に苦しい」「女性差別がなくなったとしても自分は性別移行するだろう」という方=性同一性障害当事者の治療の権利が保証されることが望みです。
 しかし、現状はなかなか難しいもので歯がゆいです。
 GIDの方はもちろん、数は少ないけどノンバイナリーでもホルモン治療や手術をする方がいらっしゃいますしね。
 保険適用されればいいねと常々願っているのに、ネット上で安易な「トランスへのお誘い」が横行されてるので本当に困ってるんです。

 「障害」を持つ彼らは、趣味で女装する「個性」のおじさんとは違います。
 命を絶とうと考えるくらいの苦しみだと訴えているのですから。
 それなのに「LGBTのT」「トランスジェンダー」という言い方でLGBT活動家の盾として利用され、一緒くたにされてしまう現状に危機感を覚えます。

 

 これはGIDの方もそうですが、子どもや若い世代の「本当はそのままでいていい人」にも悪影響を与えます。

※「トランスジェンダーの傘」については「トランスジェンダー アンブレラターム」辺りで検索かけると出てくるかも


「女らしくいるのが辛い」=「トランスジェンダー」ではあるが

 いや誰とは言わないけど、某FtMフェミニストの件がTLに流れてきて結構胸が苦しくなったというか。
 やっぱり男になることによって「女性の中の多様性」から逃げ出すようではお互い辛くない? って。
 それで結局、女性のことを差別する側に立たなきゃ世の中で生きていけないってことでしょ? 男であるにしても。
 それしんどいでしょ。
 僕はそういった反ミソジニー(女性蔑視)的な意味でも、安易な性別移行は反対なんです。

 あのご本人の認識ってやっぱりGID性同一性障害)の方の「男に戻りたい」とはやっぱり違うというか「男になりたい」がベースなんだろうなというのがちょいちょい見て取れます。
 何がどうして口だけフェミニストになったのか考えると本当しんどい。
 背負う苦しみは同じなのに、望む未来が真逆なんですもの。

 女体持ちの苦しみとか「女ジェンダー」の苦しみから逃れるためにトランスしようぜ!では結局誰も救われないと感じます。
 実際、治療を進めた方が「本当の望みは男になることじゃなかった」と言って結局女性に戻った例も海外では報告されています。

※僕はたまたまXジェンダー(ノンバイナリー)とフェミニズム関連で何個か記事書いてたりしてたのでこれも読んでみてくださいね

「Xジェンダー」のラベルの横暴さから抜けたかった - 「わたし」たちの破片を拾う

 

 学者や活動家には、子どもたちにいきなりLGBTがどうとか言って欲しくない。
 「男らしい男」しか男じゃない、しばしば人間として認められない地獄を無視しないでくれ、と本当に思うのです。
 ここ数年で芸能人などの影響もあるけど、それでも「男らしくなくてもちゃんと男だよね」、「女は女らしさがあろうがなかろうが女だし人間だよ」という人の声はまだまだ「Twitter界隈で騒いでる」止まりなのが悔しい。(それでもちょっとずつ、世の中変わってはいるものの)
 その悔しさと憤りを抱えながら、これからも情報発信していきたいものです。