Chromebook会報誌への寄稿、ブログ執筆、それからノンフィクション等の同人誌を書いてきた身からすると「そのつぶやきを『大したことじゃない』と言って流しっぱなしにするのはもったいない」です。
同人誌を書きたい、本にしたい、ということは要するに、あなたにはそれだけの熱量が内側にあるわけです。
熱量ゆえに「この話は『立派』じゃないな」「つぶやき程度にしかならんな」と考えるかもしれませんが、SNSの川に流しっぱなしにするのは本当にもったいない。
モノ書きをするにはよく「ネタを収集するアンテナを常に張っておく」というアドバイスがありますが、案外言及されないのが「実はネタ収集はできているがアウトプット先がもったいない」ケースが多いことです。
とはいえこれは「ネタを形にしたい」と望んでいる方向けの話なので、アウトプットして形にすることの負担がある場合、ブログ更新もつらいならSNS活用するのも十分アリかと思います。
たとえば、ChromebookをはじめとしたPC環境を整えた話もちりつもで本にできます。
一定数は普及している市場ですから「Chromebookとはなんぞや」みたいな話は需要がさほどないでしょうが、「Chromebookと年単位で過ごした日々の記録」は読んでくれる人がいるかもしれません。
年単位でのChromebook長期使用レビューは個人ブログですら探すのが大変だったりしますが、読みたい方は意外といるものです。
手元にモノとして残すのは結構有意義なことだと思います。
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あるいは、手帳や文房具がお好きでしたらその話もたくさん書けるし、何冊か本にできるほど深い世界です。
別に「文章を整理して手帳術を書け」と言ってるわけじゃありません。
むしろ、手帳術の本を読んだ感想だとか、自分で試行錯誤してきた内容の方が読み手側の需要とマッチすることもあります。
ユーザー側だからこそ「あの手帳術胡散臭くて馴染めなかった」とか「あの手帳発案者がセミナーやってるけどなんか違うなと思った」といった感想も書けるはずです。
「こんな工夫は大したことない」と思うのはもったいないし、逆に「手帳の話なのにこんな深掘りしたネタなんて」と思うのももったいないです。
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熱量さえあればいくらでも同人誌が作れるしブログ記事が書けるというのは本当です。
「精神療法と手帳の活用法」の話だってできるし、「ウィッシュリストとトラウマケア」の話だってあります。
「手帳の世界の深さからどこか目をそらしている自分」について語ることもできます。
自己啓発臭くて読まれないかと思うと実はそうでもないです。
どちらかというと、長く続いている精神療法だとか、精神障害などに関する話とのつながりが意外と出てくるのが「手帳が書けない」ネタだったりもします。
……というわけなのでお金があったらの話にはなるけど、もしかしたら、あなたの作ったノンフィクション同人誌をあさのが買う日もあるかもしれない。