逆も然り。
他人がされて嫌なことのうちの半分くらいは、僕は平気です。
平気どころかむしろそうしてほしいと願っているほどです。
そういうのが自閉症であり、発達障害であるのだろうと思うのです。
たとえば、周りの人はよく「誰かと一緒にご飯を食べる」ことを好みます。
これが僕はとても嫌で、しゃべるか食べるかのどちらかしかやれない身には学校の給食はずっと苦痛でした。
周りの様子がノイズとして頭に入ってくるのもあります。
だから、実家にいた時はよくひとりでごはんを食べていたし、お金があった頃は外食もよくひとりで行っていました。
でも、これは他の人……定型発達とか健常者と呼ばれる人の場合だと「孤独で寂しいごはん」に映るようです。
ひとりで回転寿司に行った時も「私はそんなのできない」と返されました。
その他、僕はよくひとりで何かやっていることが多いので「友達のいない陰気な奴」と勝手にみなされることが多かったです。
別に友達がいないというか、いらないわけでもないのですが。
一方で、何かやることに集中したい時、正直言って友達だろうが誰だろうが邪魔になる時があるってだけなのです。
「仕事の効率を上げるためにカフェなどに出かけて作業する」みたいなのも僕は苦手です。
適度に雑音がある環境は作業効率が上がると言われているようですが、それは感覚過敏のない人の話です。
試しに一度、Chromebookを持ってカフェに行ったことがありました。
でも周りの雑音がひどいし、あちこち集中できずウロウロと周りばかり見てしまうためまるで集中できませんでした。
本当はブログ書きたかったのですが、結局当時やってたのはSNSくらいでした。
また、「家族の呪いの話」でも書いたんですが、「みんなと」「仲良く」なることを強制される環境もとても苦手です。
今の障害者向けグループホームがまさにそれなので、集団生活が苦痛です。
別に交流が嫌いなわけではありません。
人間嫌いなわけでもありません。
ただ、「仲良く」しなさいと言われるのが本当に嫌なのです。
どうして、苦手な人と距離を置くことについて良く思われないのだろう。
このように「自分がされて嫌なこと」と「他の誰かがされて嫌なこと」が大きくズレているせいで社会生活がうまくいかないのです。