あさのよみもの

Chromebookネタは新ブログにて。元々は「自閉症スペクトラムと性別違和」「LGBTとフェミニズム」の話をするとこでした

手帳術でよく言う「スキマ時間」の難しさ

わーいわーいスマホゲーたのしいー!!とか、ダラダラテレビ観てるのが至福だとか、そういう人ってたくさんいますよね。
そりゃそうです。
ゲームやテレビには人をだらけさせるような要素、あるいは、他の作業がめんどくさくなり、やりたくなくなるような仕組みを組み合わせて作られていますから。

 

a33-ace.hatenablog.com

 

時折うちではADHD気質の方の話も記事に書きますが、彼らはゲーム大好きです。
テレビもSNSも大好きで、そのため……目の前に転がっている「やらなきゃならないこと」も、「やりたいことだけど地道な作業」もみんな先延ばししてしまいます。
脳みその作りがそうなってるんです。

 

 


「作業をやったらご褒美」程度では、やらなきゃならないことはなかなかすぐにやれません。
下手したら「手を動かさずにどうご褒美だけをもらえるか」を、とても必死で考えたりします。

 

あのさ、荒療治だけどテレビ捨てましょうか。

 

実はテレビなくても案外生きていけます。
まだ、どの番組が観たいという目的を持って配信サービス使ってる方がマシです。

「手帳が使いこなせない」と嘆く方の中には「目的のない何かをぼんやりやってスキマ時間を全部埋めてしまう」タイプもおります。
忙しいと言いながらも何故か、テレビ面白くないと言いながらも何故か、ぼんやりと観てて時間を潰し、やるはずだったタスクを放り投げる人がいます。
うん、だからそのテレビ捨ててこようか。
スマホ捨てるのは可哀想すぎるからね。

 

もちろん、人間にはぼんやりする時間も必要です。
そうしないと心身が休まらないからです。
でもその「ぼんやり」「心身を休ませる」にもコツがあって、その休ませ方については書籍も多数出ています。
少なくとも、スマホゲームを何となく遊んだり、テレビを楽しいわけでもないのに観たり、SNSにどっぷり浸ることは、休むこととは違います。
メリハリが大事ってことですね。
そのための「手帳で時間を可視化する」だとは思うのです。

スキマ時間なんてのは、実は作らなければ出てきてくれません。
それこそ、テレビ捨ててまで作らなきゃならなかったりする。
可視化させたスキマ時間の中でだったら、というか、スキマ時間の中でだけ集中して取り組める何かがきっとあるはずです。
現時点で何もないのなら、無理な目標を立てているとか、あるいはタスクの細分化と取捨選択がまだ足りていないということです。

……そういうわけです。

実はそのめんどくさくてしょうがないことは、そもそもやらなくていいことかもしれないのです。
長年の習慣で「これをやらなきゃ」「この方法でやらなきゃ」とただ何となく考えているか、極端に「やること」に対するこだわりがあるかのどちらかです。
必要だと「思い込んでいる」タスクは、やらなくていいかもしれないと考えると気が楽になりませんか?
やらなくていいことは手放して、やれることだけやりましょう。