あさのよみもの

Chromebookネタは新ブログにて。元々は「自閉症スペクトラムと性別違和」「LGBTとフェミニズム」の話をするとこでした

必要なのは「発達障害ライフハック本」ではなかった

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ここ1年半ほど実家を出て思ったこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不安になりやすい脳の構造」「報酬系の弱さ」「感覚過敏、感覚鈍麻」など、発達障害の困りごとが起こるメカニズム、みたいな情報はおおむね役に立ったとは思います。
一方、実際にじゃあ困りごとをどうするかというと、どうにもできなかったのが大半だったという印象です。
発達障害ライフハック本の中身でなんとかなる人って実は「その程度の困りごと」なんですよ。
実際はどうにもならない、どうにもできなかった人の方が多い。
障害特性そのものもそうなんだけど、生い立ちや置かれている今の環境、経済状況にも大きく影響されるからなんですよね。

 

では、どうにもできなかったのをどうしたか。
結果的にだいぶ荒療治みたいなことになりました。

・実家を出て障害者施設に入所する
・施設の職員に金銭管理、食事管理、家事の支援をやってもらう

主にこれ、プラス服薬調整など。
ただ、それでも発達障害の特性を考えるとあまりいい選択ではありません。
苦手な集団生活をやらざるを得ないのは、結果的に病状を悪くすることにつながったのです。

・B型作業所を時々休ませてもらう
・困りごとを計画相談の担当に相談する

からの引っ越しの検討までやらねばならなくなったので、福祉サービスを使っていて得した感じがあまりありません。
また、支援者からのアドバイスを受けると「妥協」と「我慢」の区別がむしろつかなくなってきて心身への負担が大きくなった時もあります。
限られた福祉の中で何かを「妥協」するのはやらなければなりませんが、「我慢」はダメです。
長期的な体調不良は「我慢」の結果だと思い、今のB型作業所は辞める、今のグループホームは出ていく方向で考えました。
実際引っ越せるかどうかはまだ分かりません。