あさのよみもの

Chromebookネタは新ブログにて。元々は「自閉症スペクトラムと性別違和」「LGBTとフェミニズム」の話をするとこでした

そのうち発達障害の診断も変わるのでは、と「トランスジェンダー」から感じる話

【いつも読んでくださりありがとうございます。よければ支援お願いします→ほしい物リスト

 うちも発達障害と性別違和、というカテゴリーで時折何か書きますけども。

 

 

 

 

 

 性同一性障害だと診断される当事者、あるいはトランスジェンダーと名乗る人の中に、発達障害者が少なからず含まれるんだって話はカクヨムのノンフィクションや千石さんのTwitterでもよく言及されてますね。

 

9.発達障碍との関連性を考える。【前編】 - 「LGBT」というレッテルを貼られて。(千石杏香) - カクヨム

10.発達障碍との関連性を考える。【後編】 - 「LGBT」というレッテルを貼られて。(千石杏香) - カクヨム

 

 実際、「トランスジェンダー発達障害のダブルマイノリティ」とかいうのがウェブの検索結果に引っかかったりもしますし、そういった当事者とネットやリアルで出会ったのは片手では済まないかもしれません。
 発達障害の他には、双極性障害だったり、あるいは統合失調症だとかっていうGIDの方、トランスジェンダーの方も知っています。
 活動家はどうもひた隠しにしているようなのですが。
 本来の必要な治療は手術やホルモンじゃないし、ましてや性自認に基づいて戸籍上の性別も変えられるようにすることじゃなかろう、というのを。

 

 障害の診断というのは、かつての「アスペルガー症候群」の言い方がなくなったとか、知的障害は必ずしもIQの低さだけで診断しなくなったとか、診断名や基準の変化があります。
 将来的には発達障害、特に自閉症スペクトラムの場合「耐え難い身体違和を抱えている」みたいなのも診断基準に加わる可能性もゼロではなかろう、とは思うのですがどうでしょうか。
 日本はそもそも成人の発達障害をきちんと診られる医師が少ない問題がありますが。
 その、数少ない彼らが性同一性障害トランスジェンダーの当事者の実情まで熟知したら、今の発達障害性同一性障害の治療に関しても方向性が変わってくるような気もします。
 結局ホルモンやっても手術しても救われなかった、という例も複数見受けられますし、あるいは、カウンセリングやっても改善されなかったけど手術したらケロッと良くなったパターンもあります。
 当事者にとっての最良の治療があって欲しいのですが、その道のりは遠いでしょうね。
 遠いけど、なんとかやっていって欲しい。
 ただし性同一性障害関連の場合、まずは即日で診断書を出すようなたぐいのクリニックをなくすことから始めなければなりませんけどね。

 

 僕個人の求める治療……たとえば「発達障害由来の」身体違和について主治医に相談できる、カウンセリングが受けられるようになる、等が叶うのは相当先にはなりそうですが、国内でも研究がもっと進んで、その結果が自分たちでも読めるようになればと願います。